「RSウイルス感染症」に対する、こどもみらいプロジェクト
「RSウイルス予防啓発キャンペーン」の取り組みが始まっています。

こどもみらいプロジェクト「RSウイルス予防啓発キャンペーン」は、安心して楽しく子育てができる環境づくりの一環として、乳幼児から小さなお子様を持つお母さんにRSウイルス感染症についての「正しい知識」と「対処」を啓発しています。
本プロジェクトは、静岡新聞社・静岡放送が運営し、静岡県・静岡医師会が後援し、行政、県下医療機関、各種啓発イベント、新聞紙上などで広報活動を静岡県下で展開しています。

RSウイルス感染症を知ってください

顕微鏡で見たRSウイルス
出典:「Collins PL,et alより引用」

毎年、冬を中心としてかぜなどの感染症がはやります。その原因となるウイルスは数多くありますが、中でも乳幼児が最もかかりやすいのがRSウイルスです。
2歳までにほぼすべての乳幼児がRSウイルスにかかりますが、それ以降も繰り返しこのウイルスに感染してしまう何度かかっても免疫がつきにくい、困ったウイルスです。RSウイルスに感染しても、多くの場合は軽い鼻かぜ程度でおさまりますが、抵抗力の弱い乳幼児に感染すると、重症化して死にいたる場合があります。

RSウイルス感染症の症状は?

RSウイルス感染症の症状

感染から4〜5日で発熱、鼻水、せき、のどの痛みや腫れなどの症状がみられますが、多くの場合ウイルスによる炎症は鼻や口、のどなどにとどまり、1〜2週間程度でおさまります。
ところがまれに、炎症が細い気管支や肺まで広がり重症化することがあります。

まれに重症化すると

● 呼吸が浅く呼吸数が増える ● ゼイゼイするせき ● たんがつまる ● 発症後数時間で急激にぐったりする
このような症状がみられたら、入院が必要な場合もありますので要注意です。

RSウイルス感染症の流行期は

冬を中心に秋から春まで、かなり長い期間にわたって流行が続きます。
また最近ではさらに早まって、夏の終わりくらいから流行が始まる傾向にあります。ですから、9月前にはもう警戒を始め、4月頃まで気を抜かないことが大切です。

RSウイルス感染症の流行期グラフ
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