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やってきました由比の宿。品川から数えて16番目の宿場町だね。まずはシンボル的な存在でもある「由比本陣公園」へっと。それにしても歴史を感じる町並みだね。 |
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何を言ってんだい!由比といえば「桜えび」に銘酒の「由比正雪」。俺はそれを楽しみに道中を来たんだから。昔はなあ、茶屋の娘が「お入りなさいやぁせ おあがりやぁせ」って、かわいい声で呼び込んでたって話しなんだから。おっと、喜多さん、見てくれよ。俺たちがいるぞ!こりゃあ偽者の出現か! |
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本当だ本当だって、こりゃ人形じゃあねえか。早とちりしないでくれよ、弥次さん。 |
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ゴメン、ゴメン。ところで喜多さん。そろそろ診断の時間なんでは?ほらまたあの人が登場するぞ。 |
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おいおい、弥次さん。よくわかったな。2人ともバカなこと言ってないで、そろそろ本業の診断だぜ。今日は原さんのお宅だ。 |
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「こんにちは」。省エネ診断に伺いました! |
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原さん、家の中で何かお困りのところはありますか? |
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原さん |
はい。実はあまりないんですよ。ここは海に近いから、夏は窓を開けておけば風通しがとてもよく、エアコンがほとんど必要ないんですよ。 |
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エアコンが必要ないなんて、うっ、うらやましい〜! |
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そうですね。そうした自然からの恵みをうまく住まいに取り入れていくことは、住宅の設計上とても大切なことなんです。そうすることで冷房代の削減にもつながるし、とてもよいことだと思います。ところで冬場はいかがですか? |
| 原さん |
毎日台所で食事をとるのですが、テーブルの足元がひんやり感じることがありますね。 |
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それでは見てみましょう。フムフム、わかりました!おそらく原因はこの窓だと思われます。この窓から冷やされた空気が下へと落ちてくるのです。「コールド・ドラフト現象」といいまして、これを防ぐには窓を「ペアガラス」のものに交換するのが効果的でしょう。厚手のカーテンを取り付けるのもよいのですが、原さんのお宅の場合、部屋の明るさをとることも考えますと、やはりペアガラスの方がよいでしょうね。これにより暖房費をおさえることができるのはもちろん、結露やカビの防止にもなるんですよ。 |
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知ってる、知ってる!前の吉原宿の診断で勉強したぜ。冬に逃げ出す熱の約半分は「窓」からなんだろ。 |
| 原さん |
そんなに窓から熱が出てしまうのですね。驚きました。 |
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あと、見たところ暖房は石油ファンヒーターをお使いのようですが、「扇風機」も併用することが非常に効果的なんです。 |
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おいおい、喜多さん。今はセミが鳴いてる暑い夏じゃないんだぜ。 |
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実はこの扇風機で天井付近に溜まった暖かい空気を循環させて、部屋全体を暖めることがポイントなんです。それと、この循環させた暖かい空気が部屋の壁をあたためることで放射熱が生まれ、体感温度を上げることもできるんです。 |
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なるほど、そうなんだ! |
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それと先ほど茶の間の真横にある車庫を見たのですが、そこに置いてある荷物を移動させるだけでも随分この茶の間が明るくなりますよ。光を家の中に取り入れることを「採光」というんですが、すのこなどを敷き下からの光のバウンドを利用して採光するテクニックもあるんです。そうすることで照明の電気代が今より少なくてすみますよ。 |
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さすが!プロならではのテクニックですね。いやあ、貴重な話しが聞けたなあ。 |
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原さんのお宅のように、自然の風を上手に利用した住まいは以前には多く見られたんですね。自然と一緒に暮らしていくって感じですかね。そういう意味で大変よい住まいだと思いますので、昔から受け継がれてきた「暮らしの知恵」を今後もぜひ継承していってほしいですね。 |
| 原さん |
わかりました。孫の世代にもぜひ伝えていきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。 |
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弥次さん 喜多さん。今日の診断はどうだった? |
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海も近くて温かくて、久しぶりに昔ながらのよい住宅におじゃました感じがしたよ。
それとお孫さんも近くに住んでいらっしゃるので、ぜひその世代にも昔から受け継がれてきた「暮らしの知恵」を伝えていってほしいね。 |
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うんうん。ええ話しやなぁ。
ところで、診断も終ったし、何だか忘れているものがあるような・・・・・?
そうだ!思い出した!「桜えび」がまだだったじゃないか。喜多さん、早く早く。美味いもんで腹ごしらえをしなきゃあ、この先の「薩た峠」は越えられねえぜ。
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おいおい、弥次さんはやっぱりそれだね。でもせっかくだから喜多さん、ここは3人で桜えびづくしといきますか!!! |
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さんせ~い! |
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