静岡新聞掲載 - おすすめ本
刀剣と格付け
刀剣と格付け
徳川将軍家と名工たち

著/深井雅海
出版社/吉川弘文館

金額:1,800円(税別)
ISBN:9784642083348



博物館・美術館でひときわ衆目を集める刀剣コーナー。古来珍重された名刀=名物は、見事な作りと輝きでわれわれを魅了する。江戸時代、将軍と大名の間では、刀は斬るためのものではなく、最上位の贈答品であった。正宗などの作者、信長や三成ら代々の持ち主、ニッカリ青江・童子切安綱といった刀にまつわる逸話・由来によって価値が高まり、持ち主のステータスになっていく。そのため、刀の収集は高額の取引となり、値付けを指標化した番付まで作られた。格付社会が刀剣の世界に凝縮さていたのだ。本書は、名物の画像を多数掲げ、番付や格付け一覧などデータも充実しており、武家社会のなかの刀剣の実態を知ることが出来る。


ノラネコぐんだんと海の果ての怪物
ノラネコぐんだんと海の果ての怪物

著/工藤ノリコ
出版社/白泉社

金額:1,100円(税別)
ISBN:9784592762270



「むかしあるところに、ノラネコぐんだんがいました。」の一文から、物語は始まります。ある朝、海辺で虹色に光る貝がらを見つけたノラネコたち。「ニャー、なんてきれい!」とその貝がらを拾ったことが、あの波乱万丈の冒険の幕開けになるとは…!? 絵本が累計100万部目前の人気シリーズ初の「読み物」は、いつも悪さばかりのノラネコたちが意外な勇姿を見せてくれる、ハラハラドキドキの物語。文字の多い本を初めて読む子どもたちが、頑張って最後まで読み通せるよう、想像を掻き立てる楽しい挿絵が随所に描かれています。読んであげるなら4歳〜、自分で読むなら小学校低学年〜。おなじみノラネコぐんだんが、“読み物デビュー”を応援!


老後の資金がありません
老後の資金がありません

著/垣谷美雨
出版社/中央公論新社

金額:640円(税別)
ISBN:978-4-12-206557-4



「老後は安泰」のはずだった。娘の派手婚、舅(しゅうと)の葬式、姑(しゅうとめ)の生活費…。しっかり蓄えた老後資金はみるみる激減し、夫婦そろって失職。主人公篤子の貯金は、あっという間に300万円を切ってしまう。「50代の夫婦で、それだけしか貯金のない人って、日本人の何割くらいいるのだろう。ついさっきのガレットの店で払った代金がもったいなく思えてくる」続々と舞い込む家族の金難に振り回されつつ、やりくりする篤子の奮闘は報われるのか? 作家の室井佑月さんも「面白く、ためになる素敵な小説。あたしはずっとこういう本が読みたかった」と激賞! フツー≠フ主婦が頑張る家計応援小説だ。


バックナンバー
2018年 6月
2018年 5月
2018年 4月
2018年 3月
2018年 2月
2018年 1月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 9月
2017年 8月
2017年 7月

編集/アットエス  Copyright (C) The Shizuoka Shimbun. All rights reserved.